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宮崎障害者雇用支援センター

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障害者が働きやすい、明るい職場事例

職場事例1

宮崎アスモ株式会社

事業所の所在地

事業所名 宮崎アスモ株式会社
所在地 宮崎県東諸県郡国富町大字木脇4188番地
電話(0985)75-1236
工場 宮崎県東諸県郡国富町大字木脇4188番地
創立 1991年4月(平成5年4月)
操業 1992年12月(平成6年4月)
敷地面積 270,000u(約81,000坪)
建屋面積 8,300u(約2,500坪)
事業内容 輸送用機械器具製造業
主要製品 自動車用パワーウインドモーター・パワーシートモーター
従業員数 210名
うち障害者 5名
(聴覚3名、肢体2名)

事業所の概要

 宮崎アスモは、明治〜大正時代自動織機の発明で有名な豊田佐吉翁の出身地、静岡県湖西市に本社を有し、自動車用小型モーターの世界的シェアを持つアスモ株式会社の九州地区の生産拠点として設立された会社である。アスモ株式会社は、国内に豊橋・広島・宮崎、国外では、アメリカ・インドネシア・中国・韓国・チェコに生産拠点を有している。
 特に宮崎アスモは、国富町の企業誘致事業の要請を受け設立されたものであり、宮崎に根ざした物づくりと、自主、自立の企業風土づくりを目指している。また“緑と太陽の国”宮崎の美しい自然を守り、豊かな郷土を子孫に引き継げるよう環境保全に積極的に取り組んでいる企業である。
 さらに、平成17年度同敷地内に7,600u(2,300坪)を増築し、従業員90名程度を雇用することにしている。
 障害者雇用については、創立時から地域に密着した企業として雇用面でも地元を優先し地域社会に貢献する理念から採用しており、雇用率3.61%である。今回増築に伴い障害者の雇用を考慮していくとのことであった。

障害者雇用の経緯、背景

 平成5年12月に地元の要請を受け1名採用したのが始まりで、その後雇用率向上を目指して順次雇用を伸ばし、現在5名となっている。採用は、9月の障害者雇用促進月間中の「ふれあい合同選考会」と新規学校卒業者(県立工業系高校、県立養護学校及び専門学校卒業)で公共職業安定所を通じて雇用している。
 障害の種別では、聴覚障害者が3名で一番多く、あと両下肢機能障害、脊柱側変症による体幹障害となっている。

募集、採用

 基本的には、公共職業安定所を経由して募集・採用を行っているが、自動車用のあらゆるモーターを生産している関係上、全員運転免許取得者を条件としており、安全運転は当然のことであるが事故者に対する措置は厳しいものがあるとのことであった。
 障害者5名についても、全員普通免許取得者で自宅から通勤している。このような環境下にあるため事故防止を厳粛に受け止め安全に対する意識付けを徹底しており、そのため一般の労災事故については過去発生していないとのことである。

職場配置と配慮事項

 製造部門は、生産管理課・品質保証課・製造技術課・生産課がある。障害者は生産管理課に肢体障害者が1名配置されコンピューターを駆使して本社からの製品受注、工場の生産調整を担当する重要ポストで作業している。健常者と変わらない動作で作業しており障害者を意識しない職場環境となっている。4名は生産課で小型モーター組付作業に従事している。うち3名の聴覚障害者には手話指導員が1名配置されている。当初は、ペーパーを使いながら作業工程を指導していたが、毎朝行われる朝礼会では、口話を習得しほぼ解読しているとのことであった。
 ただ、解りにくいときは指導員の手話で問題解決を図っている。この職場でも健常者と変わらない作業をしているので、障害者は障害を意識することなく作業効率を上げている。
 一方、管理者及び健常者は、障害者に対して細心の配慮をもって接しているので、トラブル等はなく、また、労働組合からも取り上げられたこともなく順調に作業が進められている。
 したがって、障害者を雇用して以来、現在まで離職者を出したことはなく、このことは職場の雰囲気及び職場環境が良好のためである。

小型モーター組付作業 流れ作業の工程のため緊張の連続である

小型モーター組付作業

流れ作業の工程のため緊張の連続である

職場環境

  1. 勤務時間は午前8時40分〜午後5時20分 午後7時5分〜午前4時5分と2交替制勤務を実施している。(途中休憩あり)
  2. 障害者の能力発揮を図るためには、適性配置、教育訓練と並んで施設・設備等の改善を含む作業環境の整備も重要な要件であるが、今回の増築で作業環境が従来にまして向上することが期待できる。
  3. 平成13年に、5名の雇用となったのをきっかけとして、障害者職業生活相談員を選任した。3人の聴覚障害者は、それぞれ障害の種類が異なり(1)聴覚障害(2)両感音性難聴(3)先天性聾唖であるため、コミュニケーションを蜜にしていき手話指導員のリードにより健聴者との間の壁はなく、加えて対象者の性格が明るいということもあり、モーター組付作業員として能力を発揮している。
      他の障害者についても、きめ細かな指導を行っており、それが障害者の離職防止に繋がっている。
食堂〜食後は休憩室として活用される

食堂〜食後は休憩室として活用される

福利厚生、健康管理

 福利厚生の一環として、スポーツ大会・レクリエーション・定期健診・特殊健診などを実施している。この他の行事として、地域に密着し、貢献する企業イメージを形にしたイベントとして「アスモフェスタ」を毎年開催し、今年で11回を数え社内イベント広場で約2000人の参加で盛大に行われている。その中のコーナーとして、国富町内に、宮崎県障害者福祉施設「向陽の里」から花の苗、野菜、置物等が出品され、障害者とのふれあいの場があり、障害者と健常者が一体となり共に地域社会活動に参加し、働く喜びや生きがいを見出していくというノーマライゼーションの理念を実現している。このように障害者をこのイベントに共同参画させる主催者側の姿勢はすばらしいものがある。

(平成17年度障害者雇用モデル事例より)


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